ビーグル犬は種類でいうとセント・ハウンドに分類されます。
スコティッシュ・テリア、スカイ・テリアなどのテリア種を除いた獣猟犬のことをハウンド種と呼ぶのですが、ビーグル犬はこのハウンド種なのです。
ハウンド種にはサイト・ハウンドとセント・ハウンドとがあり、ビーグル犬はそのうち特に鼻が利くセント・ハウンドと呼ばれているのです。
ビーグル犬は、よくドラマのシーンなどで見かける地面を這うようにして犯人の臭いを辿るタイプの犬です。
ビーグル犬が海外で麻薬の密輸探知犬として活躍しているのも、この嗅覚のおかげなのです。
犬はどの種類も鼻がいいと言われていますが、ビーグル犬のようなセント・ハウンド種は特別なようですね。
ビーグル犬の原産地はイギリスで、大昔からそこで野うさぎなどのハンター犬として飼われてきました。
体格の割り小さいということが、ビーグル犬が狩猟犬として広まった理由のひとつでもあるようです。
小さなビーグル犬は、狩に出かける猟師や貴族の持ち運びに便利だったのでしょう。